日本酒を地域別に楽しむ!関東~北海道編 - 酒米屋 吟

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日本酒を地域別に楽しむ!関東~北海道編

日本の豊かな文化を象徴する日本酒、地域ごとに異なる個性と魅力を備えており、関東から北海道までの日本酒の魅力を紹介したいと思います。各地方の人気の酒蔵やその特徴、おすすめの飲み方や料理とのペアリング方法を紹介、それぞれのより豊かな日本酒体験を楽しむことができます。さらに、北海道の酒米や飲み方を紹介!!冷酒の魅力を探っていきます。日本酒を楽しむ夜に乾杯。

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純米酒わたる

関東地方の日本酒の魅力

関東地方では、以外と知られていないですが東京都には酒造組合のホームページで確認したところ9社の蔵があります。私がしっているのは小澤酒造。神奈川県が13社、千葉県38社、埼玉県31社、茨城県28社、栃木県29社、群馬県24社といった多様な蔵が集まっています、関東の日本酒と食文化に触れていきましょう。多彩な料理とのペアリングが楽しめるところも大きな魅力ですね。

人気の酒蔵とその特徴

関東地方には数多くの人気酒蔵が存在し、それぞれに個性豊かな特徴があります。東京都の小澤酒造「澤乃井 純米大辛口」は、お米の味をそのまま感じられる純米酒で非常にシンプルです。近年では、特にフルーティーな香りを持つお酒が人気で、初心者でも飲みやすいと高評価ですが華やかな香りとは全く逆の味わいも昔ながら日本酒の味、私は好きですね。塩おむすびをほうばった後に飲みたくなるような日本酒です。ぬる燗にも最適です

日本酒の写真

また、山梨県の山梨銘醸株式会社「七賢 純米吟醸酒」は、地の米、地の水、地の人の手が揃ってこそ地酒。と自慢するほど地の物にこだわった蔵元で七賢は吟醸香を全面的に出た日本酒。若めのバナナ、メロンっぽさも感じられます。お米の甘さがフルーツのような味わいに変化するところが吟醸酒の面白いとこですね。きのこバターやカマンベールチーズを醤油バター焼きにした料理があいそうです。

関東エリアの日本酒はエレガントな味わいの中に複雑味、コクを感じられますね。エレガントとは雑味が少なくピュアなお酒、きれいなお酒ともいえます。

おすすめの飲み方と料理のペアリング

関東地方の日本酒を飲む際には、飲み方や料理とのペアリングが大きな楽しみです。冷やして飲むことができる純米酒や吟醸酒は、特に夏場には最適です。例えば、東京都の「澤屋」の吟醸酒は、軽やかな口当たりとさっぱりとした風味が特徴で、刺身や寿司との相性が抜群です。また、寒い季節には温めて飲む日本酒もおすすめです。「久保田」のようなしっかりとした味わいの酒は、温めることで、その奥深い旨味が引き出され、煮物や焼き魚と共に愉しむのがよいでしょう。

さらに、千葉県の「誉富士」は、地域に根ざした食材とのペアリングが楽しめます。特に、地元の海産物や山菜と共に楽しむことで、相乗効果を生み出します。日本酒には、食文化との密接なつながりがあり、素材とのバランスを考えて選ぶことで、より深い味わいが楽しめます。日本酒の味わいは、単独でも楽しむことができる一方、料理と組み合わせることでその真価を発揮します。

東北地方の日本酒の楽しみ方

東北地方はお米の生産が一番多い地域で寒冷な気候の地域が多く酒造りにていきした環境が揃っている地域です。今回は山形県の出羽桜酒造に注目してみます。数々のグランプリを受賞している蔵元で今回は「出羽桜 純米吟醸 江戸ラベル」をみていきたいと思います。こちらの日本酒もフルーツの香りがします。味の濃いイメージではなくもっとフレッシュですっきりとした味わい、黄色いリンゴのようなイメージでしょうか。シンプルで余韻が長い、でもべたつかないキレのあるお酒です。天ぷらを塩とスダチで食べる。香りがよいお酒には香りのきいた料理を選んでみてください。

次に宮城県の株式会社佐浦の「浦霞 禅 純米吟醸」を見ていきます。おとなしい香りという印象が、なしのような強くない香りです。雑味が少ない甘さが控えめな感じがある一方でみずみずしさが印象的です。ピュアでシンプルでキレもいい静かな日本酒です。お刺身と相性が良さそうです。塩でたべるのがおすすめです

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東北地方の日本酒は雑味が少ないキレのあるシンプルかつピュアなお酒が多いようです。寒冷な地域ならではのお酒を楽しめそです

地域別の銘酒とその背景

北陸地方には、米どころ新潟。日本一酒蔵の多い県がある地方ですね。各県ごとに特徴的な銘酒が存在します。例えば、北陸地方の長野県は、清らかな水源と寒冷な気候が日本酒造りに最適です。代表的な銘酒には「真澄」があり、そのすっきりとした味わいと香りのバランスが特徴です。また、石川県では「宗玄」が有名で、豊潤な味わいが人気です。これらの酒は、地域の風土や酒米の特性によって、その味わいが大きく異なるため、各地の酒蔵訪問を通じてそれぞれの個性を楽しむことができます。

新潟県 佐渡島にある北雪酒造の「北雪 純米酒」を見てみましょう。純米酒ならお米の甘みを感じられます。温度が上がると炊き立てのお米の甘い香りがしてきます。吟醸香がない分アルコール分を感じやすい口にふくむとお米の甘みが印象的で後味も甘みが残るけどキレがいいお酒です。純米酒ならではの雑味も感じられる。ほんの少し苦味、北陸地方ではこれぐらいのエレガントな日本酒に仕上がるようです。このくらい味わいがしっかりしているならイカのの甘みを楽しみながらいただいてもいいと思います。塩、レモンやスダチの柑橘類のがおすすめです。

福井県 黒龍酒造 「黒龍 純吟」すごいホームページですね。想い、醸し、恵み、三つのブランディングをテーマにした蔵元です。黒龍は純米吟醸だけありフルーツのような香りがあります。若いバナナ、みずみずしいメロンのような香りです。その中にどこか香ばしさも感じられる。パンの耳のような香り。味わいは旨味が印象的、エレガントなきれいな印象の中に甘みと旨味がここちいい味わい、寄せ鍋や塩ちゃんこなどの旨味の強い料理と合うと思います。出汁と相性のいい日本酒ですね

北海道の日本酒の楽しさ

北海道は広大な土地と豊かな自然環境が独自の日本酒文化を育んでいます。特に、北海道で醸造される日本酒は、その土地ならではの気候と土壌、さらには地元で生産される酒米が大きな影響を与えています。本記事では、北海道特有の酒米や冷えた日本酒の魅力について詳しく解説していきます。

北海道特有の酒米とその影響

北海道では、寒冷な気候が中で酒米の生産をしていて、代表的な酒米として「吟風」や「きたしずく」といった品種があり、これらの酒米は、寒冷地でも成長し、上質な日本酒を醸造しています。

特に「吟風」は、非常にクリアな味わいが特徴です。この酒米を使用した日本酒は、米の旨みを最大限に引き出し、飲みやすさと奥深い味わいを両立させています。また、「きたしずく」は、香りが豊かで芳醇な味わいが魅力で、近年特に人気が高まっています。

北海道の天然水は、軟水であることが多く、これが日本酒にまろやかな口当たりと滑らかな飲みごたえを与えています。このように、北海道特有の酒米と水が相まって、北海道の日本酒は全国的にも高く評価されています。

冷えた日本酒の魅力と飲み方

北海道の日本酒は、冷やして飲むことでその真価を発揮します。適温は14℃程度、冷たすぎると香りが弱くなるし高いと雑味が増えてくる。軽やかでフレッシュな飲み口を楽しむなら温度管理は欠かせないですね。夏場はなどは冷えすぎた状態からゆっくり楽しむ香りが開いてくるのがわかると思います。是非ワイングラスで楽しんでみてください非常に人気です。

料理とのペアリングも重要な要素です。ワインでは赤には赤い料理、白には白い料理、どちらもイメージの世界の話になりますがペアリングに欠かせない考え方だと思います。日本酒も一緒です。ワインよりも複雑ですが日本酒には旨味、香り、濃度、この三つがポイントだと思います。旨味が強い日本酒には旨味が強い塩味の料理。香りが素晴らしい日本酒には醤油や味噌はあわない。塩味のなかに柑橘系の香りがついた料理、濃度が濃いとソースにあう。バター醤油のような濃度が高いソース。これらを組む合わせることで料理のコースが決まってくる。是非試してみてください。また、寒い時期には、温かい料理と合わせてもバランスが取れ、体を温める幸福感を得ることができますし夏はロックのの方が幸福感を味わえるともいえる。人間は体感温度と真逆に離れたものに幸福感を感じるようです。夏のかき氷や真冬の鍋料理、ペアリングの際に重要なので参考にしてください

料理の写真
種子島の食材を使った料理

次回は西エリア偏をお楽しみください

この記事は日本酒テイスティング北原康行さんの著書を参考にして私の経験と感想をあわせて書いてます。

種子島の米作り、日本最南端の酒米 吟のさと

日本酒を飲んでいる男性
純米吟醸酒わたる試飲イベント

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