日本最南端の酒米栽培とは?種子島の魅力 パート1

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種子島の米づくりを次世代に残せ!!第一弾

種子島で酒米の苗を田んぼに植える様子と日本酒

早期水稲発祥の地・種子島。耕作放棄された田畑で、すし職人とその仲間が酒米吟のさと栽培に挑戦!

早期水稲発祥の由来

実は種子島は米作りの歴史も長く、早期米コシヒカリの発祥の地として日本一早い新米コシヒカリで有名なのです。現在では早期米コシヒカリと古代米などのブランドがあります。

古代米について

種子島では、特に黒米赤米といった色付きの古代米が栽培されており、これらは健康志向の高い消費者に人気があります。また、古代米はその栄養価の高さから、健康食品としても注目されています。

担い手不足で耕作放棄される現状

ところが、今米農家は危機的状況を迎えています!!!担い手不足による農家の高齢化です。高齢になったおじいちゃん、おばあちゃんは「米は儲からない」「作っても面白くない」といってやめていく農家が増えてきています。

叔父が以前に早期米コシヒカリを栽培した耕作放棄地を復活!!

担い手不足で耕作放棄される畑

実際に自分たちで田んぼにする前の耕作放棄されていた畑です。この状態から田んぼに戻していきました。まずは草払い、、、、、、しんどい作業です。草払い機を背中に背負い直径30センチほどの丸い円盤を回転させて草を刈りとっていきました。草はそのまま乾燥させて焼く、焼畑農業です。土地の栄養素を一時的に増加させる効果があります。

焼畑農業の作業中
草を焼いている様子

この作業の後、耕すと畑になります。

きれいに耕した畑

第一段階終了といったところでしょうか、、、感動(^^♪

この状態になったら何回も機械を使って何度も耕して水を入れていきます。この作業が過酷で200メートル先の水路を堰止めして溜まった水の勢いを使ってエンビパイプを通して畑まで水をひきます。

田んぼに水を入れる様子

この過酷な作業がお伝え出来ないのが悲しいです。ほんとに辛かった、、、、、

田んぼを耕して水と土を分けている様子

しろかきという作業です。田んぼを平らにして水と土の層を作ってます。

田植えの準備が整った様子

これで田植えの準備が整いました。いつも思うんですがこの作業をすべて手作業でしていた時代があったんだと思うと昔の農家には尊敬しかありません。機械化が進む現代では想像できないほど過酷作業だったんだと思います。

次回は育苗の様子から刈取の様子をお伝えしたいと思います

種子島の米作り、日本最南端の酒米 吟のさと

稲刈りの様子

この記事の著者

八汐 航

1984年2月16日生まれ。地元、種子島の真中に位置する中種子町で実家の寿司屋八千代寿司を家族経営(代表取締役)している。小学生のころから、料理、生け花、農業に興味を持ち現在は料理を職業とし趣味で池坊を学び、酒米の栽培に挑戦。日本最南端の酒米栽培地区を種子島で実現し自分たちで育てた酒米から作った日本酒は思い出深い酒の味です、、、

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