2025年 今年の酒米造りの思い出パート2

これまたこんばんわです。本日も21時53分にこのブログを書き始めました(^^)/
5月24日 25年度産 酒米 種子島産吟のさと 育苗の様子

さて苗おろしが終了しましたね(^^)/ここからは鮫島さん宅の日当たりのいい駐車場で育苗を見ていきます。写真のように重ねて二、三日置いておくと赤ちゃんが生えてきます。

はい!稲作の「育苗(いくびょう)」について、やさしく説明しますね。
育苗とは?
お米をつくるとき、いきなり田んぼに種をまくのではなく、苗(なえ)を育てることから始まります。
この苗を育てる作業を「育苗」といいます。
苗の流れ
- 苗をそだてる
- 太陽の光と水をあたえて、元気な苗にそだてます。
- 寒い時期はハウス(ビニールハウス)で育てることが多いですが、種子島の5月は温かいのと梅雨の時期なので外で育てます。
- 田植えの準備完了!
- 20~30センチほどに育ったら、田んぼに植える「田植え」に使います。

この段階でも水は絶対に切らしてはいけません。朝、昼、夕方と水を絶やさないようにします。

梅雨の時期なので雨水が大いに助かります。少しでも土が乾いてくると細くなってミイラみたいになってきます。「早く水をくれぇ~~」言ってるように見えます(笑)

このように根がびっしり詰まったらいい苗のできあがりです。この根がないとうまく田植え機のツメに噛んでもらえず田植えが難航してしまいます。また田んぼ植えた時の生育もよくないのでいい苗を育てることがとても大切です(^^)/
なぜ育苗をするの?
- 直接田んぼにまくよりも、苗を育ててから植えたほうが、雑草に負けにくい機械を使用できるので効率的。
- 同じくらいの大きさの苗を同時うえるので、田んぼでの成長管理がしやすい。
- 小さい時期の苗をコンパクトな形で管理するので良い結果が出やすい。
育苗と同時に田んぼの整備5月下旬
はい!「田植えにむけた田んぼの整備」について、やさしくまとめますね。

田んぼの整備とは?
田植えをする前に、田んぼをお米の苗が育ちやすいように 準備する作業 のことです。


田んぼ整備の流れ
- 荒起こし(あらおこし)
- 田んぼをトラクターなどでたがやして、土をやわらかくします。
- 冬の間にかたくなった土をほぐし、雑草を土にまぜます。
- 代かき(しろかき)
- 田んぼに水を入れて、土と水をかきまぜます。
- 土をどろどろにして、田んぼの表面を平らにします。
- こうすると、苗を植えたあと水が均一にたまり、雑草も生えにくくなります。
- あぜの整備
- 田んぼのまわりの「あぜ」(土の堤防のような部分)を直します。
- あぜがしっかりしていないと、水がもれてしまいます。
なぜ整備が大切?
- 苗がすくすく育つために、水の深さがそろっていること が必要。
- 田んぼの水がにげないように、あぜを強くすることも大切。
- 雑草や虫をふせいで、苗を守ることができる。
さて田んぼの整備も終了して田植えに向けて発信です(笑)
種子島の米作り、日本最南端の酒米 吟のさと
