日本最南端の酒米「吟のさと」を使ったスイーツを2つ紹介 - 酒米屋 吟

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日本最南端の酒米「吟のさと」を使ったスイーツを2つ紹介

酒蔵店内

種子島で生産される日本最南端の酒米「吟のさと」この特集では、吟のさとの基本的な知識から始まり、醸造における役割や、他の酒米との違いについて深く掘り下げていきます。特に、吟のさとを使用することで得られる味わいの変化について知識を得ることで、料理やスイーツを楽しむ際の新たな視点を提供します。

さらに、吟のさとを使った二つのスイーツをご紹介!!バスクケーキや日本酒ぼんぼん!!特集を通じて、読者は吟のさとの魅力を再発見し、酒米の新しい楽しみ方を知ることで、日常のスイーツライフに新たな彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

「吟のさと」とは?

「吟のさと」は、日本の酒米の一つであり、特に純米酒や吟醸酒の醸造において特徴的な役割を果たします。この酒米は、香り高い日本酒を作るために最適化されており、特に九州地方で多く栽培されています。吟のさとは、他の酒米と比較して、洗練された味わいと芳醇な香りを持つことから、日本酒好きにはたまらない存在です。また、出来上がる日本酒には、清涼感ある後味と綺麗な酸味を感じることができます。

定義と特徴

吟のさとは、特に香りと味わいに重きを置いて育てられた酒米で、基本的には精米歩合が50%以下の高精白な米です。これにより、雑味が少なく、純粋な香りが引き立ちます。独特の爽やかな香りと軽快な飲み口が特徴で、吟醸酒や大吟醸酒の醸造に用いられます。また、吟のさとは、九州特有の地理的条件や気候、土壌から育まれた品種であり、その為、日本酒の中でも特に九州地域の酒蔵での使用が多く見られます。

他の酒米との違い

吟のさとは、他の酒米、例えば山田錦や五百万石と比較して、その特質において際立っています。特に、吟のさとはその品種に由来する特異な風味と甘さを持ち、同じ品種の中でも個々に異なる特徴が表れます。山田錦は、うま味成分が豊富で切れの良い味わいを生み出しますが、吟のさとは、まろやかさと甘さを兼ね備えているため、酒粕をスイーツとして使用する際にしっかりとした吟醸香が感じられます。風味や甘みを生かしたスイーツに仕上げると、より多くの人々に喜ばれる味わいに仕立て上げが可能です。このように、吟のさとはスイーツ作りにおいて、その酒米の酒粕特有の特性を活かしつつ、他の酒米とは異なる独自の魅力を展開します。

スイーツ画像

吟のさとを使ったおすすめスイーツ

吟のさとの酒粕は、味わいと香りのバランスが優れた酒米だった。酒粕の風味を感じさせる独特の魅力を持っています。ここでは、吟のさとを使用したスイーツの中でも特におすすめの一つである「バスクケーキ」を紹介します。このケーキは、スペインのバスク地方に由来するデザートで、外は香ばしく、中はしっとりとしたリッチな味わいが特徴です。吟のさとの特性がどのようにバスクケーキに生かされているのか、深掘りしていきます。

バスクケーキとは?

バスクケーキは、小麦粉、砂糖、卵、クリームチーズなどの基本的な材料で作られるシンプルなケーキですが、その魅力はそのシンプルさにあります。焼き上がると、表面は焦げ目がついた美しい色合いを呈し、食べると中はとろりとしたクリーミーな食感が口の中で広がります。このケーキに吟のさとを使用することで、酒米特有の風味豊かな後味が加わり、一味違ったデザートへと変化するのです。

バスクケーキ

吟のさとわたるバスクケーキ

わたるの日本酒、酒粕を使用した、チョコレート入りバスクチーズケーキ。ベルギー産カカオ分58%のチョコレート、北海道産クリームチーズ、種子島産の塩にこだわりました。

バスクケーキの楽しみ方

吟のさとの風味が生きるバスクケーキは、そのままでも十分美味しいですが、さらに楽しむためのアイデアもいくつかあります。例えば、ケーキと相性の良いフルーツソースや和風のあんこを添えることで、見た目も華やかになり、一層多彩な味わいを楽しむことができます。また、お茶や甘酒と合わせることで、和のテイストを取り入れた新感覚のデザートスタイルへと進化します。

吟のさとを使用したバスクケーキは、伝統的なデザートに日本の要素を取り入れた、まさに新しいスイーツの形です。このようにして、吟のさとの特性が存分に楽しめるスイーツとして、多くの人に愛されていくことでしょう。ぜひ、自宅でも作ってみて、自分だけの特別なスイーツタイムを楽しんでください。

女性が日本酒4
を持っている様子

わたるバスクケーキの製作者 西村様

純米吟醸酒わたるで作る日本酒ぼんぼん

日本酒にはその土地ごとに異なる特性や風味を持つ多様な種類がありますが、特に「純米吟醸酒わたる」は、その繊細で深い味わいが種子島の人々に愛されています。本章では、純米吟醸酒わたるを使用した「日本酒ぼんぼん」の魅力についてご紹介します。

日本酒ボンボン

日本酒ぼんぼんとは?

日本酒ぼんぼんとは、主に日本酒を使用した特製のボンボンショコラのことを指します。これらのチョコレートは、あらかじめ作られた日本酒のガナッシュをチョコレートで包み込んだもので、口に入れた瞬間に芳醇な日本酒の香りと味わいが広がります。特に純米吟醸酒わたるを使用することで、その甘さと滋味深さがさらに引き立てられ、上品なスイーツとして楽しむことができます。日本酒ぼんぼんは、見た目にも華やかで、ギフトとしても人気です。

純米吟醸酒わたるの特徴

純米吟醸酒わたるは、日本最南端の酒米、種子島産の米を使用して作られています。この酒米は、特有のアミノ酸によって、フルーティーで香り高い日本酒を醸造するために最適です。わたるの酒造りは、厳選された原料と職人の技術によって実現され、その滑らかな口当たりや豊かな香りは多くの愛好家を魅了しています。また、純米吟醸酒という特性上、添加物を用いていないため、米本来の旨味を最大限に引き出しています。

日本酒ぼんぼんわたるの味とは?

わたるの芳香や風味を引き立てるシロップは、今回特別に開発したオリジナル製法。シロップが甘めなため、少し苦味のあるカカオ分70%のチョコレートでバランスをとっています。中にたくさんシロップが入るよう、チョコレートを薄く仕上げるのは熟練のなせる技。日本酒とチョコレート。和と洋の取り合わせが華やぐ美味しさをどうぞ。

日本酒ぼんぼんの楽しみ方

日本酒ぼんぼんは、そのまま食べるのも良いですが、温かい緑茶やコーヒーと合わせることで、様々な味わいのレイヤーを楽しむことができます。また、友人や家族での集まりや特別なイベントの際に出すことで、会話が弾むだけでなく、そのユニークさから話題を提供することができます。日本酒ぼんぼんは、甘さと日本酒の風味を兼ね備えた大人のデザートとして、幅広いシーンでの楽しみ方ができるスイーツと言えるでしょう。

腕を組んでいる男性

日本酒ボンボンわたる製作者 寺田様

2021年鹿児島県新特産品コンクールで
ボンボンショコラが最も誉れ高い知事賞を獲得!

日本酒ボンボン

「chocolat de ekura」
ショコラ ド エークラ

2021年11月5日に開催された同コンクールでみごと最も誉れ高い知事賞を獲得。出品作は種子島産のフルーツや日本酒・焼酎を使ったボンボンショコラの詰め合わせ。作品名のekura(エークラ)は島の方言で「よっぱらい」。私たちの純米吟醸酒「わたる」もそのひとつとして好評を得ました。

特産品コンクール優勝者の様子

寺田さん、おめでとうございます。

次回は種子島の農家に焦点をあてたブログを更新しようと思います

種子島の米作り、日本最南端の酒米 吟のさと

酒米の収穫の様子
試験栽培の稲刈りの様子

この記事の著者

八汐 航

1984年2月16日生まれ。地元、種子島の真中に位置する中種子町で実家の寿司屋八千代寿司を家族経営(代表取締役)している。小学生のころから、料理、生け花、農業に興味を持ち現在は料理を職業とし趣味で池坊を学び、酒米の栽培に挑戦。日本最南端の酒米栽培地区を種子島で実現し自分たちで育てた酒米から作った日本酒は思い出深い酒の味です、、、

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